ボール・バルブに関しては流れ方向は決まっておりませんが、他の多くのバルブは流れ方向が決まっております。バルブ・ボディに矢印が刻印されておりますのでそれに従ってください。逆方向に流した場合はさまざまなトラブルの原因となる可能性がございますのでご注意ください。
酸素に対して難燃性の材質を選ぶことが基本となります。ステンレス鋼よりも真ちゅう、銅、モネルなどの材質が推奨されております。さらに禁油品のバルブの使用は推奨されず、クリーニングしたバルブの必要な部分に最小限の耐酸素用グリースを塗布したものが良いとされております。「酸素システムの安全性」をご参照ください。
本来、安全弁というものは、設定圧力に達した時に「全開」になる機構を備えたもので、それにより、システムの安全を保つというものです。一方圧力逃がし弁は、設定圧力に達した時に「徐々」に開くものですので、「徐々」に開く過程で排出量が追い付かなくなってしまった場合、システムが過剰圧力にさらされ、破壊されてしまう可能性があります。くれぐれも「圧力逃がし弁」を「安全弁」としてお使いになることはおやめください。
この状態はチャタリングと呼ばれるものです。バルブの最大流量がご使用システムの流量に近いものではない場合に生じるものです。また、バルブのクラッキング圧力がバルブの一次側圧力に近い状態でご使用の場合にも生じることがあります。流量データにつきましては、「逆止弁カタログ」をご参照ください。
二次側にティー配管でバルブを設置する方法が一般的ですが、レギュレーター内部に自動的に2次側残圧を排出する機構を備えたものもございます。
これは「クリープ」という現象で、ポペットとシートの間に小さなごみなどが挟まることで起きる現象と言われております。これを防ぐには一次側にフィルターを設置する方法が最も一般的です。あらかじめ、一次側接続口にフィルターを組み込んだものもございます。